風邪に良い食べ物は?

2019年の大寒は、1月20日すぎ、

1年の中で最も寒さの厳しい季節となりました。

インフルエンザやノロウイルスなど、風邪が流行りがちな今日この頃、皆様の体調はいかがでしょうか?

風邪は漢方で言うと「風邪(ふうじゃ)」と言い、春の邪気と言われています。

風邪を引くと、喉が痛くなった後に熱が出たり、頭痛がしたり、透明な鼻水が出た後に黄ばんだ鼻水になっていく…身体の中をまるで風が駆け巡るようにさまざまな症状がでることから、「風邪」と呼ばれています。

邪は肩甲骨の間から入って来ると言われることも。

その部分を温めると、なるほどじんわりほっとした気分になりますね。

ストールで覆うのもいいかもしれません。

この季節にぴったりな食材は、「腎」を補い、養ってくれる「鹹味(かんみ)」のもの。

平たく言えば、海藻など、海の産物が一番いいでしょう。

人は「腎を先天とする」といい、生きるエネルギーや免疫力などは、腎を強化することによって補われていきます。

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でも、万が一、風邪を引いてしまってからは、よく自分の症状を見極めることが大切です。

熱があるのか、寒気がしているのか、喉や鼻などはどんな状態なのか?

それによって必要な食べ物も変わってきます。

寒気がしているときは、身体を温めるシナモン、葱、ニンニク、生姜などを多めに。

熱でカッカしている時には、ほてりを覚ますゴボウ、ミント、緑豆などを。

間違っても、熱で火照っている時に、さらに温める生姜湯などを摂らないようにしてくださいね。

火に油を注いでしまいます…!

見極めが肝心。それが薬膳の第1歩です!